片頭痛(偏頭痛)の症状

片頭痛(偏頭痛)の症状

片頭痛の痛み方

 片頭痛では、こめかみから目の周辺にかけて、ズキンズキン、ガンガン、ドクドクと心臓の脈動に合わせたように脈打つような痛みが起こります。発作性の激しい痛みです。
 痛みだすと、仕事や家事に支障が出ます。動くと痛みが増します。寝込んでしまうのはこのせいです。階段の昇り降りなど日常的な動作で悪化し、酷くなると寝込むほどになります。
 光や音の刺激によりさらに痛みが増します。
 ”片”という文字から誤解されますが、頭の片側だけでなく、頭の両側がいたむこともあります。頭の片側だけが痛む人は全体の6割程度です。

片頭痛は、以前は”偏頭痛”と呼ばれていました。一定期間に集中して痛みが現れる”偏り”の意味で”偏”が使われていたそうです。

 

片頭痛発作の経過

 片頭痛は次のような経緯をたどって痛みが起こり、治まっていきます。

  1. 予兆…空腹、あくび、光や音に過敏、イライラ。
  2. 前兆…閃輝暗点など。閃輝暗点がない方も多くいます。
  3. 頭痛…痛み始め、吐き気。
  4. 解決…吐いて眠ったりすると頭痛が治まる。軽く頭を振るとちょっと痛いかなという程度。

 

頭痛以外の症状

 吐き気や嘔吐、光や音、匂いに敏感になることがあります。子育て中の患者さんはお子さんの鳴き声に耐えられないと言う方もいます。
 においに敏感になる人は食べ物の匂いを嗅いだだけで吐き気がする人もいます。食べると嘔吐してしまうので、何も食べられず、痩せてしまう人もいます。
 肩こりや首筋の痛みもみられます。
 めまいが起こる人も多く、片頭痛時に起こるめまいは特に片頭痛性めまいと呼ばれます。

 

片頭痛の前兆

 片頭痛には前兆が見られることがあります。前兆には次のようなものがあります。

  • 閃輝暗点
  • 片側の口や手が痺れる
  • 言葉が出にくい
  • 生あくび
  • 肩こり
  • 空腹感
  • めまい
  • 手足の麻痺

 片頭痛の前兆の中では閃輝暗点がよく現れます。(片頭痛患者の1割~2割に現れます)
 頭痛が起こる前に「生あくびが出る」「肩がこる」「首が痛くなる」という人もいます。ちなみに生あくびとは、眠気から出る普通のあくびとは違い、眠気がないときに出るあくびのことです。

 

片頭痛の持続時間

 早くて4時間、長いと3日間くらい続くことがあります。

 

片頭痛の起こりやすい時期

 女性の場合、月経のたびに起きる人もいます。月経の1週間前くらいに起こる人も多くいます。

 

片頭痛の頻度

 少ない人なら1ヶ月に1~2回、多い人なら週に2~3回です。
 痛くないときには何ともないのが片頭痛の特徴です。

 

片頭痛の発症年齢

 だいたい20歳前後で発症します。その後20代から50代にかけて症状が続くことがあります。

 

性別による違い

 片頭痛持ちの人は、4対1の割合で圧倒的に女性が多いです。女性ホルモンが片頭痛の原因である血管の収縮と拡張に密接に関係しているからです。

 

片頭痛が与える生活への支障

 片頭痛による生活の支障の割合は次のとおりです。

  • いつも寝こむ・・・4%
  • ときどき寝こむ・・・30%
  • 寝込まないが支障が大きい・・・40%
  • 軽度の支障・・・21%
  • 支障なし・・・5%

 片頭痛持ちの74%が生活に何らかの支障をきたしています。

 

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