くも膜下出血の兆候として起こる頭痛
2013/11/20更新
くも膜下出血とは、脳のくも膜と軟膜の間に出血が起こることです。
主な原因は、脳に出来た動脈瘤の破裂です。動脈瘤は先天的な脳血管の異常にあると考えられています。
頭痛の起こり方
くも膜下出血が起こると、まるでバットで殴られたような激しい頭痛が突然に起こります。「今まで経験したことがない突然の激しい頭痛」です。吐き気や嘔吐、意識障害を伴います。頭痛がなくても動脈瘤の圧迫による動眼神経麻痺が現れることがあります。
くも膜下出血の予後は不良です。死亡率は2割~5割というデータもあります。症状が現れたら、すぐに救急車を呼びましょう。
くも膜下出血の診断
病院ではまずCT検査による画像診断が行われ、くも膜下出血の場合、ほぼこの検査で診断されます。CT検査で異常が見られない場合は、腰椎穿刺による髄液の観察やMRI、脳血管造影による検査が行われます。
くも膜下出血の治療
検査で動脈瘤が発見されれば、クリッピング手術という動脈瘤の根元を挟み出血を防ぐ手術や、動脈瘤のコイル塞栓術(血管内治療)が行われます。
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