緊張型頭痛の治療

緊張型頭痛の治療

2013/12/05更新

 緊張型頭痛の治療は、ストレスをコントロールすることが大切です。そこで生活面でのケアを行ったうえで薬物療法を行います。

 

痛みが強い場合は消炎鎮痛薬を使う

 痛みが強い場合は頓挫薬として消炎鎮痛薬を用います。依存性のある薬なので短期の処方に限られます。
 消炎鎮痛薬には次のようなものがあります。()内は製品名です。

  • アセトアミノフェン(ピリナジン)
  • メフェナム酸(ポンタール)
  • ロキソプロフェンナトリウム(ロキソニン)

 

さまざまな予防薬

 緊張型頭痛の予防薬としては次のようなものがあります。

種類 製剤名(製品名) 特徴
筋弛緩薬

塩酸エペリゾン(ミオナール)
塩酸チザニジン(テルネリン)

血液の循環を促進して筋肉の緊張を緩和する
抗不安薬

エチゾラム(デパス)
ジアゼパム(セルシン、ホリゾン)

心身の緊張を緩める
抗うつ薬

塩酸アミトリプチリン(トリプタノール)
クエン酸タンドスピロン(セディール)
マレイン酸フルボキサミン(デプロメール、ルボックス)
塩酸パロキセチン(パキシル)

心身の緊張を緩める
抗セロトニン薬

メシル酸ジメトチアジン(ミグリステン)

片頭痛の予防薬でもある

 

緊張型頭痛の薬物療法の進め方

 薬物療法は始めてから1~2週間おきに頭痛の状態を確認します。効果が出ていれば、薬の量を徐々に減らしていきます。

 

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